あなたは大丈夫?5月と脾・胃の関係
- Si-ta

- 5月9日
- 読了時間: 2分
新緑がきれいな時期になり気分も良い日が続きますね。
東洋医学では、
春の「肝」の季節から、夏の「心」へと移行する時期。
この「季節の変わり目」は、脾胃(消化器)に負担がかかりやすいとされています。
🔸 2. 湿気と気温上昇 →「湿邪」が入りやすい
状況 | 脾胃への影響 |
梅雨に近づき、湿度が上昇 | 脾は湿を嫌う→消化不良・だるさ・むくみが出やすい |
気温の乱高下(寒暖差) | 胃腸が冷えて機能低下、腹痛・下痢になりやすい |
生もの・冷たいものが増える時期 | 脾陽をさらに損ない、胃腸虚弱に拍車がかかる |
「思い悩む」季節=脾の精神面も影響
5月は気圧の変化・気温差・疲労などで「うつうつ」としやすい。
中医学では「脾は思に属す(=考えすぎると脾が弱る)」ため、
過剰な悩み・心配 → 脾の働きを落とし、食欲低下・消化不良へ
5月に起きやすい脾胃不調のサイン
胃のむかつき、吐き気
食欲不振
朝の軟便や下痢
むくみ、重だるさ
舌の苔が厚くベタベタしている
頭がぼーっとする・やる気が出ない
5月の脾胃養生ポイント
対策 | 内容 |
温かいスープや粥 | 湿を追い出し脾胃を守る(しょうが、山芋、陳皮など◎) |
湿をさばく食材 | はとむぎ、豆類、とうもろこし、生姜、みょうが、黒豆 |
冷たい飲食を控える | アイス・冷たいサラダ・冷茶はNG。白湯や温かいお茶で◎ |
胃を休ませる | 遅い時間の食事を避け、腹八分目を意識 |
心を軽く保つ | 無理な予定を詰めず、深呼吸やゆったり散歩なども効果的 |
補足:西洋医学的にも一致
自律神経の乱れやすい5月(いわゆる「5月病」)→ 胃腸の動きを司る副交感神経が不安定に
食欲不振・下痢・便秘・胃もたれなどが増えるのも理にかなっています
まとめ
5月は「湿」と「気温差」と「心の揺れ」が脾胃を傷つけやすい
温・軽・柔らかい食事と、穏やかな心の過ごし方が脾胃の養生の鍵
5月もお腹を労わりながら、夏バテしないための体を作っていきましょう!


コメント