冬のだるさは○○○○が原因かも
- Si-ta

- 3 日前
- 読了時間: 3分
「冬は寒いから、水分補給はあまり気にしなくて大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、冬に感じる体のダルさや倦怠感は、夏とは異なるメカニズムで起こる「隠れ脱水」が原因となっている可能性があります。
「体のダルさ」「水分不足」「冬」の意外な関係と、今日からできる簡単な対策をご紹介します。
💧 なぜ冬に水分不足(脱水)になりやすいのか?
寒い冬は汗をかきにくいと思われがちですが、実際には夏とは違う要因で体内の水分が失われています。
1. 乾燥した空気と不感蒸泄の増加
冬は外気の湿度が低く、特に暖房を使う室内は非常に乾燥しています。
この乾燥した空気の中で、私たちは意識しないまま皮膚や呼吸から水分を失っています。これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といいます。
夏場よりも冬場の方が、空気の乾燥により不感蒸泄による水分の蒸発量は増加することが知られています。
2. 喉の渇きを感じにくい
寒いと、体は体温を維持しようと血管を収縮させます。
また、冷たいものを飲むのを避けたり、そもそも喉の渇きを感じにくくなったりするため、積極的に水分を摂る機会が減ってしまいます。体が水分を求めているサインを見逃しがちなのです。
3. トイレが近くなる(頻尿)
寒いとトイレが近くなる傾向があります。これは、寒さで血管が収縮し、体温保持のために尿として水分を排出する仕組みが働くためです。この尿の増加も、体内の水分量を減らす要因となります。
体が脱水状態になると、血液中の水分も不足します。
1. 血液がドロドロになり、酸欠状態に
水分が不足すると、血液の濃度が濃くなり(血液がドロドロになる)、全身の血流が悪くなります。
血流が悪くなると、酸素や栄養が体中の細胞、特に脳や筋肉に届きにくくなり、酸素不足を引き起こします。これが「体が重い、ダルい」と感じる直接的な原因の一つです。
2. 体温調節機能の低下
脱水は体温調節機能にも影響を与えます。ダルさだけでなく、体温をうまく保てなくなり、冬なのに冷えを感じやすくなる、といった悪循環にもつながります。
3. 自律神経の乱れ
水分不足は自律神経のバランスを崩しやすくします。なんとなく頭が重い、集中力が続かないといった症状も、軽度の脱水による影響かもしれません。
🌟 冬の「ダルさ」を解消する水分補給のコツ
冬の脱水は予防しやすいものです。以下のポイントを心がけて、ダルさを解消しましょう。
1. 「喉が渇く前」に意識的に飲む
喉の渇きを感じた時点ですでに体は水分不足の状態です。
起床時、入浴後、就寝前は必ずコップ一杯の水分を摂りましょう。
オフィスやリビングには飲み物を常備し、30分~1時間に一度は一口飲む習慣をつけましょう。
2. 飲み物の温度を工夫する
冷たい飲み物は体を冷やしてしまうため、常温か温かい飲み物を選びましょう。
白湯や温かい麦茶、カフェインの少ないハーブティーなどがおすすめです。
ただし、熱すぎる飲み物はかえって食道に負担をかけるため、人肌程度を目安にしましょう。
3. 食事からも水分を摂る
水分は飲み物からだけでなく、食事からも補給できます。
お味噌汁、スープ、鍋物などの温かい汁物を積極的に取り入れましょう。
また、大根、白菜、きゅうり、柑橘類など、水分の多い冬の野菜や果物も有効です。
冬のダルさは「寒いから仕方ない」と諦めずに、まずは水分補給を見直すだけで大きく改善することがあります。意識的な hydration(水分補給)で、寒い季節も元気に乗り切りましょう!
【今日のまとめ】
冬は乾燥、喉の渇きを感じにくい、頻尿などで「隠れ脱水」になりやすい。
脱水は血液をドロドロにし、ダルさや集中力低下の原因になる。
対策は「喉が渇く前に温かい水分」を意識して摂ること。

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